★「神のタゲ」の      謎を追え!

FFXIのプレイマシンを変えてみました。

■0.はじめに■

 今回は直接「プレイ環境向上」とは行きませんが、FFXIのプレイできるマシンのプラットホームを入れ替えてみましたので、その報告を兼ねて検証してみたいと思います。似たマシン環境をお持ちの方や、マシンの買い替え&作り変えを考えている人には参考になるのではと思います。

■1.旧マシンの構成とパフォーマンス■

 まず比較する旧マシンのスペックと実際のパフォーマンスについて紹介しておきたいと思います。

■旧マシンスペック■
パーツ スペック 備考
CPU AMD AthlonXP 2500+ Bartonコア FSB333
マザーボード
Biostar M7NCG 400
NVIDIA nForce2 IGP / MCP
メモリ PC3200×2(Dual) ノーブランド
グラフィックカード GeForce FX5900Ultra DDR 256MB
HDD Maxtor 6L080P0 80MB/ 8MB/ 7200rpm/ ATA
光学ドライブ NEC ND-1000A DVD+RW
電源 350W ケース添付
ケース メーカー不明 MicroATX ケース G-TUNEの組み立てセットケース

←Biostar M7NCG 400
GeForce FX5900Ultra→

 コストパフォーマンスに優れるAthlonXPをベースに構成したFFXIマシンです。
チップセットに「nForce2-IGP」を使用しているのでメモリはデュアルチャネルの512MB、グラフィックボードは旧世代のハイエンドGPUの「GeForce FX5900Ultra」を使用しています。ちなみにこのマシンでのFFBench3での処理能力は・・・

FFBench3:5328(LOW) 4556(HIGH)・・・つまり

です。(注意:上の目安はLOWモードでの数値になります。)

■2.新マシンの変更場所と性能■

 では先日行ったマシン改修でどのようなスペックになったか比較します。

■新マシンスペック■
パーツ スペック 備考
CPU AMD Athlon64 3000+ Venisコア Socket939
マザーボード
ASRock 939A8X-M
ULi 1689 チップセット
メモリ PC3200×2(Dual) ノーブランド
グラフィックカード GeForce FX5900Ultra DDR 256MB
HDD DiamondMax 10 200MB/ 16MB/ 7200rpm/ SATAU
光学ドライブ NEC ND-1000A DVD+RW
電源 400W ケース添付
ケース GoodWill製 MicroATX ケース

ASRock 939A8X-M
AMD Athlon64→

 ついに決断しました。Athlon64の導入です。それに合わせてマザーボードとHDDの交換、更には電力不足の可能性から店員さんのアドバイスを元にケース(電源)も購入しました。最初はケースの交換はしないつもりでしたが、いざ使用してみるとダストやファンの構造から熱がしっかり排気されてケース内に篭ってないようです(喜)。

 今回の構成の注意点はAthlon64を使用しながらも流用可能パーツをできるだけ流用しようと、グラフィックカードをAGPで接続可能なボードを探した結果、上記の1枚しかないと分かったことです。現在はAGPスロットからPCI-Eへの過渡期にあたりますが選択肢がこの1枚というのは正直ちょっと寂しく思いました。ただSocket939は今後のAMDのCPUの中核になると言われており、デュアルコア(Athlon64 x2)にも対応なので将来を見据えた選択です。

 さて組み立てていて最初に起きたトラブルはメモリをPC3200と認識せず、PC2700と表示されてしまうことでした。ただDual認識はしてますし、Athlon64は元々CPUに必要となるメモリとの通信幅がPentiumに比べて少ないことからPC2700での使用を決定。手動でメモリレイテンシ等をいじる事も考えましたが、認識の段階で誤認していることから無理はせずそのままにしました。

 セットアップも終わり実際使用してみた感じでは目に見えて早くなった・・・という印象は特にありませんでした。Athlon64と言ってもロットナンバー的には+500(※)ですのでこんなところでしょう。ただ変わったと思うのはHDDの速さです。これは明らかに早くなったのを実感できます。あとは排気性能の向上でケースが熱くなる事がなくなりました。とりあえず以前以上に動くマシンに仕上がりました。
(※Athlonのロットナンバーは性能比を示しています。)

さてマシンでのFFBench3での処理能力は・・・

FFBench3:5686(LOW) 4637(HIGH)・・・つまり
大きく変化なしっ!

 もともとDirectX8.1でCPUもシングルコアの時代のゲームです。CPUの処理能力の性能比からみても妥当なラインかも知れません。ただ、神タゲを発生させるため、グラフィックドライバはメーカー製造の古いドライバーを使用しています。その辺も影響した可能性はあります。なにはともあれ、64ビット世代の受け皿は用意できたことでとりあえず満足です。

■3.・・・そして悲劇は起こった■

 さて、マシンを改修して3週間が経過しました。その間にデュナミス突入でも無事稼動してそれなりのパフォーマンスを発揮してくれました。競売前や密集での動きが以前と比較してスムーズになったことにも気づきました。もともとFFXIは最大でも毎秒30フレームまでの描画までしか行わないので、それを切るような重さに対して稼動のキャパシティが上がったと考えるのが順当でしょう。

 しかし、ある日のビビキー湾で悲劇は起こったのでした・・・・。

 「ビッ!」

という音と共にマシンがダウン。ブルーバックダウン(※)ではなく、いきなりの電源ダウンでした。その後ほんのり焦げたような匂いがかすかにしました。

 「ヤバイな・・・」

代替パーツなく確実な確認が行えないため、本体を近所のPCショップ(ケース購入したところ)に持ち込み調査を依頼しました。その結果・・・

 1.電源破損
 2.マザーボード破損
 3.メモリの1枚はアクセスエラーが発生する


という事が判明しました。そこで仕方なく再度パーツ購入をすることにしました。Socket939でAGPスロットの使用できるマザーボード上記以外にはないということで、PCI-Eスロットのグラフィックカードも合わせて購入。メモリもJEDCEに順規したブランドチップカードに変更することにしました。
電源については販売店のオリジナルケースで保障の対象となって無償交換となりました。不幸中の幸いです。

 さて、今回購入のグラフィックカード「GeForce 6600GT」はお勧めグラフィックカードとしても紹介しているパーツです。能力的には「GeForce FX5900Ultra」と比較して若干良い程度ですが、消費電力・静音の点では大きく改善されることでしょう。

・・・ということで改めて新スペックをまとめると↓

■最新マシンスペック■ 赤が今回変更青が前回変更
パーツ スペック 備考
CPU AMD Athlon64 3000+ Venisコア Socket939
マザーボード
GIGABYTE K8Triton(K8NMF-9)
nVIDIA nForce4-4x
メモリ PC3200(512MB)×2(Dual) メジャーチップ使用
グラフィックカード ASUS N6600GT(GeForce 6600GT) DDR 128MB
HDD DiamondMax 10 200MB/ 16MB/ 7200rpm/ SATAU
光学ドライブ NEC ND-1000A DVD+RW
電源 400W ケース添付:保障交換
ケース GoodWill製 MicroATX ケース

GIGABYTE K8NMF-9
ASUS N6600GT→

さて気を取り直してFFBench3を走らせて見ました!

FFBench3:6075(LOW) 4958(HIGH)・・・つまり
それなりにパワーアップ!

 スコア的には更にパワーアップしたわけですが、神タゲが発生しなくなりました。とりあえず添付ドライバのほかに、ForceWareの77.77、77.72、71.84、66.93、61.77、オメガドライバ(66.93)を試してみましたがすべて発生しませんでした。
メーカードライバの幾つかのバージョンを試せていないので、今後の課題としたいと思ってます。

■4.終わりに■

 思わぬトラブルに会い、結果的に大きく構成が変わってしまったニューマシンになりました。また、現在ASRockのマザーボードについては保障で修理(交換)が利くのか問い合わせ中です。3週間というあまりに短い命では儚過ぎると・・・(苦笑)。
 しかし結果的には将来のスペックアップを見据えた構成と言っていいでしょう。今度費用がたまったら「Athlon64 x2」への変更も可能ですし、グラフィックカードもPCI-Eから選択ができます。今後が楽しみです^^。


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いつかこのラインまでスコアが上がったらと思うShusでした。
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