★「神のタゲ」の      謎を追え!

あなたのプレイ環境のレスポンスは?

■1.はじめに■

 カンストジョブを1つでも持ってる人なら一度は経験があるかもしれない「NMの取り合い」。抽選時間が来て皆がPOP即釣りの状態・・・まさに緊張の一瞬です。しかし、POPしたのを画面で確認したと思ったら、既にライバルの「挑発」のログが流れ、無常にも釣り負けたことを理解する・・・。そんな経験をした人も多いかもしれません。確かに「いかに早く反応するか」も重要ですが、実はプレイ環境も少なからず関係していたりします。
 そこで今回はマシンと環境によるレスポンスに注目してみたいと思います。

■2.レスポンスを計測してみよう■

 FFXIのプレイ時におけるレスポンスタイムの測定は簡単には行えません。しかし大体の目安を知ることは可能です。まずはそれを計測してみましょう。

 ■計測方法■
1. 「スタート」から「プログラム」「アクセサリ」「コマンドプロンプト」を起動
(WindowsXPの場合)
もしくは「ファイル名を指定して実行」「cmd」と入力しても同様に起動します。
 
2. コマンドプロンプトが起動しますので

 「ping www.playonline.com」と入力して「リターン」を押下する。@


 
3. 「www.playonline.com」宛にpingコマンドを発行し反応を確認します。


 A「PlayOnline」のWEBサーバーにpingコマンドを発行
 B計4回計測します
 C送受信の平均時間を表示しています(単位はミリ秒)

この環境でのレスポンス時間は約19ミリ秒と言えます。
 
4. 終了はウィンドウ右上の[×]クリックで終了します。

 皆さんどうでしたでしょうか?実はこの値はあくまでもWEBサーバーに対してのレスポンスですのでご注意ください。しかし環境によってそれなりに数値が変わります。たかがミリ秒ですが侮ることなかれ・・・だったりします。

■3.レスポンスについての考察■

 まず先ほどの計測は下の図の青矢印間の応答時間を調べた事を意味します。確かにFFXIのプレイする為のサーバーを直接調べた事にはなりませんが、スクウェアエニックス内の環境は皆同じ条件と言えるので、ここでは無視し、プレイヤー宅での環境に注目してみましょう。


(ネットワークイメージ図)

レスポンスの差が生じる部分は図上のA〜Dが該当します。

 :マシンのスペック
 B:マシンまでの通信方法
 :中継機器の能力
 :プロバイダへの接続方法

については実際には通信の差ではありませんが、実際のプレイにおいてマシンの負荷が高くなると操作・入力にマシンがすぐ対応できなくなり、結果的にレスポンスが落ちることを意味します。
は家屋内における通信方法を指します。
   1000BASE-T(=ギガビットイーサネット:有線LAN:最大1Gbps)
   100BASE-TX(有線LAN:最大100Mbps)
   10BASE-T(有線LAN:最大10Mbps)
   IEEE802.11b(無線LAN:最大11Mbps)
   IEEE802.11a(無線LAN:最大54Mbps)
   IEEE802.11g(無線LAN:最大54Mbps)
現在主流で使われてるのは上記の6種類位と思われます。無線LANについては環境に左右される為、最大速度が出ることはまず無く、3〜5割程度になることが多いようです。
Cはルータなどの中継機器を使用している場合、そのスループットがレスポンスに影響します。
Dはプロバイダまでの通信方法です。FFXIでは必須環境として56kbpsの電話線モデムを指定しています。この他にはISDN、ADSL、CATV(ケーブルテレビ)、FTTH(光ファイバー)などがあり、どれぞれ通信速度が異なります。



 さて先ほどのpingの画面で平均レスポンス時間が「19ms」と出ていましたが、この値の環境を簡単にピックアップすると・・・。
 A:AthlonXP 2800+相当+GeForceFX5900Ultra
 B:
IEEE802.11b(無線LAN:最大11Mbps)
 C:無線LANブロードバンドルータ(
IEEE802.11b
 D:CATV(10Mbps)


と言う環境です。ではBを部分を100BASE-TX(有線LAN)に切り替えると・・・

 平均レスポンスタイム = 15ms

少し早くなりました。つまり無線LANアダプタ間で若干のタイムラグは生じていたことが分かります。

 今度はBを使用せず、モデムとマシンを直接接続すると・・・

 平均レスポンスタイム = 11ms

ここまで早くなりました。つまり無線LANブロードバンドルータでも若干のタイムラグが生じていたことも分かります(機種も古いですし)。このように半分とは行きませんが機器的な反応時間を短くすることは工夫によって可能になります。

<注意>
 モデムとマシンを直接つなぎ常時接続することはセキュリティ上あまり好ましくありません。今回はプロバイダがCATVなのでリスクは少ないですが、グローバルIPが設定されるADSLやFTTHではハッキングされるリスクが高くなります。極力ルータ経由での接続が好ましいでしょう。


 ちなみに光ファイバー接続環境では「8ms〜9ms」を記録するとも言われています。侮れません(苦笑)。

■4.終わりに■

 環境設定によってレスポンスが左右されることは理解いただけたかもしれませんが、実際にはプレイヤーの反応入力を迅速に処理できるマシンも必要不可欠です。コンテンツ「白魔道士の釣り」でも記述してますが、結局はいかに反応して入力するかが一番の課題ともいえます。何故なら「フラッシュ」の詠唱時間は「0.5秒=500ms」だからです。
 しかし同じ環境に立ったとき、環境差による優位性は確実に出てきます。これは紛れもない事実です。どうしても釣り勝てない方・・・その時はマシン性能とこのレスポンスタイムに注目してみてはいかがでしょうか?意外に解決策になるかもしれませんよ。
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