★「神のタゲ」の      謎を追え!

各種描画設定(FB・BB)とその比較(その3)

■1.前回からの続き■

 第3回では「FRONT BUFFER」「BACK BUFFER」の設定の違いによる画面の表示の違いについて解説したいと思います。

■2.「FRONT BUFFER」と「BACK BUFFER」について■

 「FFXI Config」の中で設定できる項目の中で、画面の解像度に関係するものには「FRONT BUFFER」「BACK BUFFER」があります。具体的な意味合いは「第一回」で説明しているので省略して、その設定値の違いによる画面の見栄えについて比較しして行きたいと思います。
(注意:以降説明する設定値は「FFXI Config」で設定出来ないものがあります。それらの設定はレジストリエディタにて直接変更しています。この場合、設定ミスやグラフィックカードによってはゲームが起動できなくなるケースや最悪Windowsが起動しなくなるケースもありえます。レジストリエディタでの設定はあくまでも自己責任でお願いします。)

■3.設定と描画品質の違い

 では設定値の違いによる画面の見栄えを比較してみましょう。
(注意:以下の比較画像はディスプレイのスムージング能力の差が出ないように、「FRONT BUFFER」=「ディスプレイ表示解像度」になっています。つまり「FRONT BUFFER」の1ドットが画面の1ドットの大きさに等しくなるように撮影しています。実際の画面ではディスプレイのスムージング能力により同様に見えるとは限りません。あらかじめご了承ください。)

画像1
 FB:640×480
 BB:512×512
まず比較の基準となるデフォルトの場合の表示例です。各ウィンドウや文字の大きさはこれを目安にすると良いでしょう。この設定は最もPS2の環境に近い設定です。
FFBench2の低解像度のスコアが1500〜1999ならこの設定が良いでしょう。
3.1.「FRONT BUFFER」による画面の違い
画像2
 
FB:640×480
 BB:640×480 (オススメ!)
次にBBの解像度を大きくしてFB=BBにしました。デフォルトと比較するとウィンドウ等の大きさは変わりませんが、グラフィック描写が細かく鮮明になっているのが分かるかと思います。
FFBench2の低解像度のスコアが2000前後ならこの設定もいけるでしょう。
画像3
 
FB:800×600
 BB:800×600 (オススメ!)
画面上でメニューやメッセージウィンドウの占める割合が減り広く見れるようになります。個人的にお勧めな設定です。
FFBench2の低解像度のスコアが2000〜2499ならこの設定も行けるでしょう。
画像4
 
FB:1024×768
 BB:1024×768 (オススメ!)
15インチディスプレイの標準的な解像度(XGA)です。画面をかなり広々と使えます。ただ、この辺りから文字が小さくなり見難いという人もいるかもしれません。
FFBench2の低解像度のスコアが2500〜3499程度で、15インチ液晶ディスプレイならこの設定もお勧めです。
画像5
 
FB:1280×1024
 BB:1280×1024
17インチディスプレイの標準的な解像度(SXGA)です。メニューやメッセージウィンドウはかなり小さくなります。この辺りは好みによるでしょう。
FFBench2の低解像度のスコアが3500以上で、17インチ液晶ディスプレイならこの設定もありです。
画像6(参考)
 
FB:256×256
 BB:256×256
参考ということで試してみました。縦横の比率が1:1なので画像が縦長に伸びているのと、各ウィンドウを開くと画面がそれで占められてしまいます(苦笑)。
画像7(参考)
 
FB:128×128
 BB:128×128
更に小さくしてみました。ここまで来るとウィンドウ自体が画面からはみ出してしまい、まともにプレイできません。メニュー表示がバグってしまい、正常に終わらせなかったことを追記しておきます。
3.2.「BACK BUFFER」による画面の違い
画像8
 
FB:1024×768
 BB:512×512
ここではFBを1024×768(XGA)に固定してBBを変更することで、画面の鮮明度等の比較をして見ましょう。まず基準としてFFXI Configから設定の出来る「BB:512×512」のケースです。内部的には512×512で描写した画面をXGAに引き伸ばすためエッジが少しぼやけるのが分かると思います。
画像9
 
FB:1024×768
 BB:1024×768 (オススメ!)
(画像4と同じ設定です)
今度はFBとBBの値を同じにしてみました。内部描画がそのまま表示描画になるため、エッジの利いたくっきりとした画面になります。
画像10
 
FB:1024×768
 BB:1024×1024
FFXI Configから設定の出来る「BB:1024×1024」のケースです。表示画面(FB)が同じため、画像9との違いはほとんど分かりません。ただ、パフォーマンスを考えると画像9の方が若干良いと思われます。グラフィックカードが対応できるなら画像9の設定のほうがよいでしょう。
画像11
 
FB:1024×768
 BB:256×256
今度は解像度を下げてみました。BBの1ドットを横に4倍、縦に3倍引き伸ばすため、全体的に荒い画像になります。ゲームが出来ないわけではありませんが、パフォーマンスを考えるならFBを640×480に引き下げたほうがきれいに映ります。
画像12(参考)
 
FB:1024×768
 BB:128×128
ここまで来ると自分の名前さえも判別が出来なくなります。この設定でゲームをやるのは難しいでしょう。

■4.まとめ

 描画に関する設定はマシンパフォーマンスに影響することが大きいので、ゲームに影響を与えない程度で解像度を上げるのが良いと言えます。ちなみに私は画像3の設定でプレイをしています。
 ちなみに使用しているグラフィックカードはGeForceFX5900Ultra(FFBench2の高解像度で4000↑)なのでジュノ下層でももたつかないレベルです。
 デフォルトでのプレイも良いですが、せっかく高能力のマシン(FFBench2の低解像度で3500以上)や液晶ディスプレイを使用しているなら変更してみても損はないと思います。但しレジストリの修正になるので自己責任で頑張りましょう。
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