第七十一話  死ぬって楽しい?
 FFXIの戦闘において戦闘不能になることは避けられない事故の一つです。高位蘇生魔法レイズ3は唯一白魔道士のみが使用できる魔法であり、白魔道士の誰もがこの魔法を詠唱することが無いよう願っていると思います。さらに言うとパーティの生命線を担う白魔道士ほど戦闘不能に敏感なジョブはないでしょう。

 しかし時には「全体の為に己を犠牲にする」行為が必要となります。最も多い例では「デュナミスにおける囮役」でしょう。メンバーに大量のモンスターが襲い掛からないように攻撃のターゲットを一身に担い「走る」この役目は「必要のある戦闘不能」と言えます。私自身も経験がありその重要性は認知しています。

 ところで、先日LSのメンバーからこの件についてを聞く機会がありました。彼はとあるツアーにお手伝いとして参加したわけですが、ツアー参加者が勝手に独断行動し敵に絡まれ、その結果ツアー参加者から戦闘不能者が発生してしまったのでした。その時、絡まれた本人がそのアクシデントを指して「楽しい」言ったため、その言動について非常に腹を立てていました。自分の不注意でや独断の行動で不要な戦闘を発生させ、他人を死なせてしまった・・・死んでしまったプレイヤーにとっては当然デスペナが発生するわけですし、手放しで「楽しい」はずないのです。回復・蘇生を司る白魔道士ならなおさらではないでしょうか?白魔道士をメインジョブにしている私はその意見に賛成でした。自分の欲望に目が行き、目的の行動を阻害するプレイヤーはツアーに参加すべきではないのです。そうでなくても、誤って敵に絡まれてしまったら素直に「すみません」や「ごめんなさい」と言うべきだと思うのです。そして自分の行動を振り返り反省できる人なら、逆にその過ちを許せるどころか好感も持つことでしょう。少なくとも私はそうです。

 ・・・と、こう書いている最中に私も遭遇してしまいました。同じツアーの再チャレンジにお手伝いとして参加したのですが、メンバーの一人が誤ってスニを切らしFomorに絡まれ戦闘に・・・。しかも場所が悪く、他のFomorも反応し乱戦になりました。結果として絡まれた本人と私を含むヒーラー2名が戦闘不能となりました。私はリレイズをしていたのでタイミングを見て起き上がり、衰弱の中、トラクタ&レイズで復旧をしていたのですが、その際にあるメンバーが

 「こういうのって楽しい〜」

と発言。思わず額に#マーク発生!あんたは戦闘で楽しいかも知れんが、アラが壊滅しないように懸命に踏ん張って、戦闘不能になったメンバーがいるんだぞ?私自身はまだいい。なぜなら、死んだものの最終的には壊滅を回避できたから。でも他の戦闘不能メンバーに対してそれは失礼ではないか!思わずLS会話で

 「私、帰って良い?」

とLSメンバーに聞いてしまいました(汗)。

 たしかにピンチに陥ることは度々ありますし、手に汗握ることは当然あることでしょう。その事は「楽しい」でも良いですが。戦闘不能者が出てしまったり、被害を被った人がいたら口に出して言わないようにしたいものです。逆に自分が戦闘不能になってしまったら「気にしないで」と気さくに言える様になりたいものです。あ、それ以前に死者を出さないように頑張らなければ(汗)。

 ちなみにデュナミスでは黒魔道士として参加していますが、囮役を除くと私の死亡率はトップを争います(おいw)。これはMPキャパシティを上げたり、魔法攻撃力を上げたりすることでHPが少なくなるせいです。なので「蘇生の髪飾り」や「リレイズ」は決して欠かさないようにいつも気をつけています。モットーは「レイズを詠唱される前に起き上がれ!」。時々隅の方から「ゾンビ」と言う声も聞こえてきます。でも、戦闘不能になってかける迷惑より全体のメリットの方が大きいと判断したら喜んでその命を差し出します。こんな考え方をするのは白魔道士がメインジョブだからでしょうか?

 どちらにせよ「Do your BEST!」他人に迷惑はかけたくないものです。
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