第六十九話  三十六計逃げるに如かず
  この頃「逃げる」ことが上手くなったと実感してます。特にデュナミスでの予期せぬ大リンクに隠れて生き残ったり、マラソンしたりすることも出来る様になりました。少し言葉を変えると

 「全力で戦況を持ち堪えさせるべき」

              

 「一度やられて体勢を立て直すべきか」

の判断がつく様になったとも言えます。以前は「印スリプガ」で寝かせるだけ寝かした後、レジしたモンスターや起きたモンスターにボコボコにされることが殆どでした。しかし今は安易なスリプガは撃たないよう注意しています。

 さて、この「逃げる」と言う行為ですが、一歩視点を変えると「自分が死なない為に早々と戦闘破棄」とも捉えられかねません。今は黒魔道士でデュナミスに参加することが多いですが、白魔道士からの見定めはとても難しいと思います。白魔道士は極力「死なない」ことが求められます。たとえリレイズをしていたとしても、衰弱中はかなり行動が制約されますし、リキャストの増加によるデメリットが生じます。特に建て直し時のレイズのリキャストが長くなることは戦略上好ましくないのは言うまでもありません。

 では見定めのポイントはどこかと言うと、ずばり「ケアルする前に盾役が瞬殺された」時でしょう。白魔道士はタゲ取得者にケアルした瞬間ヘイトリストに乗り、攻撃対象の候補者になります。こうなると逃げても追われることがほとんどで意味がありません。今まではここで「印スリプガ」を試みて足止めを狙っていましたが、これは得策ではないと言う事を今更ながらラーニングしました。白魔道士は可能な限り回復に専念し、可能なら戦闘不能者にレイズだけでもかけ全滅の際の建て直しを意識すること、また自分自身がすぐ死なないようにすることが重要だと学びました。そして、これは寝かしを赤魔道士や詩人が専任し、体勢を持ち堪えさせるべくモンスターの攻撃優先をつける「戦闘ノウハウの向上」が同時に求められます。

 さらに戦況によっては寝かすことが出来ず、遊んでしまっているモンスターにフラッシュを撃ち込んでタゲを奪い、マラソンする術も覚えました。確かに忍者やシーフに比べ能力は劣りますが、ブリストをかけ適切なマラソンルートを選択することで多少なりとも時間を稼ぐことが出来ます。先日野良でデュナミス−ボスディンを企画したのですが、ハイドラの大リンクポイントで白魔道士の私がマラソンで引っ張り、戦闘可能な人数だけ引き抜いてもらう戦術でアラが壊滅することなく進軍できました。この戦術は決して目新しい物ではありませんが、参加者から

 「白魔道士でも十分出来る物なんですね」

と後で感心されました。そう、白魔道士も不可能じゃないのです。(ちなみに釣りも白魔の私がしました^^;)

 「白魔道士はPTの生命線」と言いますが、時によっては「逃げる」ことで生命線となることが必要と言えるのではないでしょうか?この考えは賛否あるかと思いますが、私決して×とは思っていません。的確な判断で「逃げる」行動が取れることが結果的に良い方に転ぶ事もある、そう考えています。皆さんはどうでしょう?
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