第二十八話  リーダーの心得
 以前掲示板で「PTを組む際に他ジョブとの相性等を教えて欲しい」という書き込みがあって、年明けからどうまとめるか考えていました。しかし考えれば考えるほど複雑で、更には2〜3ページにまとまりそうに無く、結構頭を悩ませていました。

 「コレまとめるだけで1サイト出来ちゃうぞ・・・..._| ̄|○」

と思っていたら・・・サイトがありました。
とっても分かりやすくて見やすいサイトでしたのでココで紹介したいと思います。

PTリーダーの心得や編成について分かりやすく解説されています。PTリーダーをやりたい場合は必見です!

 ところで、今私はデュナミスLSでPT編成を担当することになり、数十名のメンバーの編成をするようになりました。今まで野良でフルアラを構成した経験はそれなりにあったものの、数十名の構成はまだ経験が浅いせいか四苦八苦してます(LS皆さんご迷惑をおかけしてますっ!)

 ということで、サイト紹介の補足としてNM戦、アラ以上の構成を行う場合のポイントを幾つか紹介したいと思います。


■1.敵とジョブの相性について知ろう
 各ジョブには敵について得て不得手があり、ケースによっては数名のメンバーが1人の特定ジョブに劣るケースも多々有ります。対戦する敵について分かっているのなら、その敵に対して優位になるように構成を組んでいきまししょう。

@ナ盾か忍盾か戦盾か?
 ナイトと忍者は共に盾役として行動することになりますが、両者はその特徴が根本的に異なります。

 ナイト:「受ける」盾・・・高い防御力によってダメージをカットし攻撃を受け止める盾
 忍者 :「避ける」盾・・・攻撃自体をかわす事によってダメージ自体を受けない盾

極端な例を挙げると、海蛇の岩窟のNM「Charybdis(タコ)」は1度に2〜8回という攻撃により一瞬でメンバーを昇天させる危険が有ります。そのためどうしても攻撃を「避ける」必要が有り、この敵には忍盾が重要になります。逆にル・アビタウ宮殿の「Faust(ドール)」は範囲攻撃タイフーンを連発することで、一瞬で空蝉を消し去りダメージを与えてきます。その為「受ける」ナイト盾が重要になります。つまり、

 これから戦闘する敵にはどちらの盾役が良いのか

を見極めましょう。

 またケースによっては戦盾というケースも有ります。特に戦/忍盾はディフェンダーを使うことにより特徴的にはナ盾と忍盾の中間に位置し、サブ盾としても立ち回りが可能です。敵によっては不利になるケースも有りますが、誰をメインの盾役にするのか、その選択肢の一つとしても良いと考えてます。

A赤魔道士か詩人か?
 サポート役として活躍するこの2ジョブにもそれぞれ利点と欠点があります。
まず、長期戦に必須とされるMP回復手段ですが、赤魔道士の「リフレシュ」詩人の「バラード」には次のような特徴が有ります。

 リフレシュ・・・対象者にピンポイントでMP回復効果(150MP)を与えられる。
          その反面、リキャストと使用MP(40MP)から常時管理できるのは
          最大4名が限度である。
 バラード ・・・範囲内の全員に一様にMP回復効果を与えられる。
          その反面、別の歌の詠唱により効果を打ち消してしまったりする
          ため、その陣形にも大きく依存する。

休止の無いNM戦ではナイトのMP回復にはリフレシュの方が有効であり、デュナミス侵攻の石像部隊やアラを超える戦闘での多人数のMP回復はバラードの方が優れています。
 また、一時的に敵を無効化する睡眠効果も赤魔道士(黒魔道士・暗黒騎士)の「スリプル」詩人の「ララバイ」でもその効果に違いが有ります。

 スリプル・・・闇属性魔法:範囲魔法の「スリプガ」、上位魔法の「スリプルII」があり
         IIはララバイの上書きが出来る。
 ララバイ・・・光属性魔法:闇耐性のあるマンドラゴラやアンデッドなどにも有効

 赤魔道士にはファストキャストがあるため詠唱時間が早いのも特徴です。しかしアンデッドを寝かせることが可能なララバイはBCなどでその威力を如何なく発揮します。
 また、赤魔道士は弱体系に強く、詩人は強化系に秀でています。つまり、

 赤魔道士と詩人は特徴を理解して配置する

とこに注意しましょう。

B前衛アタッカージョブの能力の理解
 アタッカージョブと言うと狩人、暗黒騎士、モンク、侍、シーフ、竜騎士が挙げられますがそれぞれに特徴が有ります。

 ・狩人・・・・・・・プロマシア実装後、効果矢・ボルトの実装もあり一気にブレーク。
          離れたところからでも高いダメージを出せることと、「影縫い」による
          足止めの有効性はNM戦(特に2Hアビ時)では非常に有効。
 ・暗黒騎士・・・アビを併用した高い通常攻撃は追い込みに効果有り。また「スタン」
          を使用できることから敵の魔法・WS阻止役もこなせるのが魅力。
 ・モンク・・・・・・格闘属性有効な骨や壷はもちろん有効だが、サポ白による気孔弾
          は非常に能力が高い。NM戦では気孔弾&回復補助と立ち回れる。
 ・・・・・・・・・・「黙想」によるTP補充は無制限のBCや麒麟などの「敵TPを貯め
          させない」戦闘でその威力を発揮。
 ・シーフ・・・・・・「不意打ち」による一撃のダメージ、「だまし討ち」のヘイト管理など
          その役割は意外と多い。また戦闘等は関係ないがトレハンはNM戦
          のドロップについて心強い。
 ・竜騎士・・・・・目立たないが通常の攻撃能力は非常に高い。NM戦では子竜を
          活かせないケースが多いのが残念。

これらのアタッカージョブは敵によって非常に有効なケースも、逆に負担になってしまうケースと共に考えられます。どの敵をどのアタッカーに当たらせるのか、どのジョブとコンビを組ませるのか、これらを考慮できると更に良いアラや編成が出来るでしょう。また狩人や暗黒騎士など特定の能力を要するケースの場合はキージョブとして確保するように努力しましょう。

 前衛アタッカージョブは特徴を把握しキージョブを確保しよう


■2.相性の良いジョブを知ろう
 ジョブには他ジョブとの相性が存在します。アラや大編成においては出来るだけ顧慮していきましょう。ここでは注意したいジョブの相性・組み合わせを紹介します。

@ナイト赤魔道士
 フラッシュや自己ケアルを駆使してタゲ調整をするナイトにはMPの回復を助けるジョブを是非付けたいところです。詩人という選択肢もありますが、他ジョブにバラードを被らせない様に歌い分けるにはかなりのテクニックが必要になります。その反面、赤魔道士のリフレシュはナイトに直接MP補充を行えます。ナイトが盾を受け持つPTには赤魔道士を1名付けたいところです。

A狩人詩人
 狩人の弓や銃は高いダメージを出せる反面、HNM戦では確実に命中させることが重要になります。そこで詩人の「プレリュード」が威力を発揮します。狩人と詩人は出切るだけ同じPTに組み入れましょう。(2005.03.10一部修正)

B忍者白魔道士
 忍者の空蝉の術に「ヘイスト」は欠かせないことは十分承知だと思います。ただ「ヘイスト」だけであれば赤魔道士でも良いのですが、スロウガや麻痺など忍者に致命的な状態異常を起こす敵が相手の場合は、この組み合わせに注意しましょう。

C黒魔道士と
 意外と知られていませんが、WSを回転早く使いこなす侍にはMB狙いの黒魔道士が良いコンビになってくれます。連携をしっかり打ち合わせることで連携&MBを効率よく繰り返し、大きなダメージが期待できます。

D忍者シーフ
 ナイトと比較するとタゲをキープする手段に劣る忍者ですが、そこを上手くフォローする役にシーフはうってつけです。特にアタッカーとして狩人や暗黒騎士がいる場合はシーフのヘイト管理が重要なポイントになります。

Eナイト召喚士
 召喚士は契約の履行が1分毎という制約が有りますが、攻守にわたって活動できるジョブと言えます。特に「真空の鎧」は空蝉の術と同様な性質があるのでナ盾の防御に有効です。相性が良いとまでは言い切れませんが忍盾よりも行動の幅が広がることが多いようです。

 相性のよいジョブは可能な限りコンビにしよう。


■3.目的を持ったPT構成を組もう
 フルアラ以上の構成を組む場合や、NM戦、BC等では各PTを目的を持った構成しすると組みやすくなります。

<例:デュナミス侵攻の為の構成例>
 釣り及びマラソン&スリプルキープ部隊:【シシ獣獣白赤】
 石像殲滅部隊:【ナ黒黒黒詩白】【戦黒赤】
 獣人部隊1:【ナモ竜白赤召】【戦狩シ白詩黒】
 獣人部隊2:【ナ暗侍白黒赤】【忍戦シ白白赤】

 39名と言う少人数ですがデュナミス攻略の構成です。
   上手く立ち回れば4国+ボスディンのクリアなら行けると思います。
   釣りはシーフと獣使いを中心に4名、白赤が最後尾でマラソン&スリプルで
   サポートします。
   石像には黒魔道士を中心とした火力編成で、詩人で全員のMP回復を
   獣人部隊は2部隊に分散させ人数によるラグを分散・緩和、またシーフを1名
   づつ配置しトレハン効果も狙います。
   ナイト盾には赤魔、狩人のいるPTには詩人も配置しています。
   実際こんなに都合よく組めることは少ないですが、参考になればと思います。

<例:朱雀戦の為の構成>
 PT1:【ナ戦モ白赤黒】
 PT2:【忍暗狩白詩黒】

 →12名による朱雀戦構成です。ナ盾と忍盾でタゲを回し、サブ盾として戦士
   (サポ忍)をスタンバイ。スタンは黒2暗の3名で回し、ガ系を主に阻止。
   連続魔にはスタン>前衛戦闘解除>狩人影縫い>魔法範囲外に離脱
   でやり過ごします(切れる前にグラビデも効果的)。
   狩人は詩人よりプレを貰い北極の風を投げれると効果的です。

<例:Charybdis(タコ)戦の構成>
 PT:【忍シ狩詩白黒】
 →通常なら2アラ以上で攻略するこのNMもこの構成なら1PTで攻略が可能です。
   忍者はバッドピアスで回避をブースト、シーフも狩人もサポ忍で空蝉を張り
   白はヘイストでサポート。詩はマンボマンボで避けまくってもらいます。
   ちなみにインクジェットによる暗闇は治さずです(バッドピアス効果の為)。
   ジョブの特徴を最大限に活かした一例と言えます。

これ以外にもBCでは特徴ある編成をすることも必要になるケースもあります。敵の特徴を知りその弱点を突ける様な構成を考えていきましょう。


■4.白魔道士としての立ち振る舞いについて
 では私たち白魔道士はどう立ち振る舞う必要があるでしょうか?
実際PTでも白のサポとしてはサポ黒サポ召が有名です。
サポ黒は
 ・エスケプによる撤退・移動のサポートが可能
 ・スリプル、ブライナ等の弱体が行える
 ・トラクタにより安全に蘇生が行える
などの利点があります。サポ召は
 ・総MPの増加、オートリジェネによるMP補給が可能
 ・ガルーダの「真空の鎧」PTを防御
どちらも魅力的なサポ能力と言えますので、そのつど予想されるケースを想定してサポを選択できると良いでしょう。


■5.最後に
 PTやアラ編成は各ジョブをいかに活かすかがリーダーの腕の見せ所です。大変ですが繰り返すうちに徐々にコツが掴めてくると思います。

 「敵を知り己を知れば百戦して危うからず」

FFXIでもこの故事はとても当てはまります。多くの先人が色々な攻略を試し、その情報がネットにはたくさん流れています。それらの情報を基に編成を考えPTを組んでいきましょう。
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