第十四話	WSの「溜め」について

１．はじめに 　白ソロで戦闘をする際にはWSは欠かせない攻撃手段の一つです。特に片手棍WS「ヘキサストライク」はその与ダメージから最も使われているWSの一つだと思います。この「ヘキサストライク」は多段WSに属するタイプでその名のとおり６回攻撃を行います。そこで気になるのは、そのヒット数だと思います。ヒット数が多ければ多いほどダメが大きくなり効果的です。ヘキサに限らずどの多段WSも同じことが言えます。 　さて、Shusは白ソロでの活動をしていくうちにあることが気になりました。それは「リンクなどを起こし、それに対応するためTPが100を超えたらすぐWSを発動させるとフルヒットしないことが多い」ということです。また逆に「TPが100を超えてもすぐに撃たず、次の通常攻撃が行う直前にWSを発動させるとフルヒットが多い」という事象です。最初は「体感的なことかもしれない」と気にしていなかったのですが、この際はっきりさせてみようと思い検証することにしました。つまり 　「多段WSをTPが溜まり次第撃つ（即撃ち）のと、 　　　　　　　　　一息溜めて打つ（溜め撃ち）のではどちらがヒット率が高いか」 という実験を行いましたので、ここで紹介したいと思います。 　（注意） 　　　ヘキサストライクではTPは「クリティカルヒット補正」に使用されるため、ヒット数とは関係ないと考えて 　　います。またダメージではなくヒット数を検証します。あらかじめ補足しておきます。

２．検証方法 　検証は次のように行いました。 　・使用するWSは「ヘキサストライク（６回攻撃）」 　・サポは忍者とし「二刀流」により両手にダークモール装備 　　（この場合打数は６（ヘキサ打数）＋１（左打数）→７打数となる。） 　　　二刀流は打数が増えるのと、攻撃間隔が両方の武器の間隔に依存し伸びるため使用します。 　・場所は「フェ・イン」、敵は「Clockwork Pod（壷）」とする。 　・即撃ちはTPを100を超えた状態にし戦闘を開始、最初の１打目を当てた直後 　　にWSを発動させ、ヒット数を確認する。 　・溜め撃ちもTPを100を超えた状態にし戦闘を開始、最初の１打目を当てた後、４ 　　カウント（約４秒）数えてからWSを発動しヒット数を確認する。 　・ヒット数はWS発動後のTP値からカウントします。 　　　　　■参考「TP値とヒット数」 TP値 右手１打目 右手ヒット数 左手ヒット数 合計 20 1 5 1 7 19 1 4 1 6 18 1 3 1 5 17 1 2 1 4 16 1 1 1 3 15 1 0 1 2 12 1 5 0 6 11 1 4 0 5 10 1 3 0 4 9 1 2 0 3 8 1 1 0 2 7 1 0 0 1 12 0 5 1 6 11 0 4 1 5 10 0 3 1 4 9 0 2 1 3 8 0 1 1 2 7 0 0 1 1 0 0 0 0 0 　・試行回数は各１００回行い、ヒット数の統計をとります。 　・装備は以下の物を使用しました。 　　　　　■使用装備一覧■ 主武器 ダークモール 副武器 ダークモール 頭 なし 首 スパイクネックレス 胴 バーミリオクローク 腰 ステップベルト 両脚 ヒーラーパンタロン 両足 エラントピガッシュ 耳１ ドローンイヤリング 耳１ ドローンイヤリング 指１ ルビーリング 指１ ルビーリング

３．検証結果 　１００回の結果を以下にまとめました。 　　　■試行結果■ 項　目 即撃ち 溜め撃ち 最低ヒット数 ３　（TP：　9） ４　（TP：10） 最高ヒット数 ７　（TP：20） ７　（TP：20） 総ヒット数（100回合計） 557 643 平均ヒット数 5.57 6.43

４．考察 　結果を比較すると結構差が出てしまいました。やはりTPがたまったら（攻撃した直後）直ぐWSを発動させるとフルヒットしないことが多く、平均も５打台まで落ち込んでしまいました。それに対して、攻撃後一呼吸おいてからWSを発動させるとフルヒットが大半で、平均も６打台まで上がっています。 　今回はソロでの検証でしたが、多分PTでも同様ではないかと思われます。白は連携に参加することはほとんどないと思われますが、もしWSを撃つ機会があるのならタイミングに気をつけてみるてください。 　今回は総数１００回のデータなので、今後皆さんの体験や検証、意見が出てその理由を考察できればと思います。皆さんの情報をお待ちしております。

−戻る−