第五話 外国人と限界クエ
 この頃はジュノの街中で限界クエのシャウトがよく聞かれます。一時期のtell攻撃に嫌気がさしている私は基本的に聞き流します。でも先日、気まぐれに外国人と行動を共にしたのでその時のことを書きたいと思う。
 その日は約束の時間より2時間ほど早くログインできたので、とりあえず競売の確認やシグネットをしてモグに帰ってきたところでした。2時間どうしようかと考えた結果、フェ・インに金策しに行こうとサポを忍に変えた時でした。

 >>【助けて!!】Genkai 1【エルディーム古墳】 papyrus 【パーティ】?

ときた。いつもなら、【今忙しいので、後にしてください。】と返しておしまいなのだが、ずっとanonだった事を思い出した。なぜ私にtellしてきたのだろうか?ふと好奇心と気まぐれから返事をすることにした。

 >>OK,But 【私は英語が話せません。】,OK?

変な使いまわしだが、向こうは承諾。私の「パーティに誘ってください」というやり取りからパーティに加わった。案の定、彼と私の2人であるするとどうしたことか、彼はリーダーをやって欲しいと言い、リーダー交代をしてきた。「何しとんじゃ!ワレ!」となるところを必死に抑えて、逆に思い知らせてやろうと一計を案ずることにした。

 彼をサーチすると「モンク50/シーフ15」であった。パピ取りならその組み合わせで問題ない。しかし彼には私が何者かきっとわからないはずである。案の定「レベルは?」「ジョブはモンク?」「白魔道士は必要じゃないか?」と色々聞いてきたが、すべて無視。ただ「Let's go 【エルディーム古墳】」と勝手に出発する(笑)。彼は慌てて付いて来る。もちろんこちらはanon解除なしである。程なく古墳に到着。LV75であれば目的のLichや周辺のモンスは「練習以下」でスニなしでも襲われない。そのため故意にズンズン進んでいくことにする。そんな私を見て彼は慌てているようだ。私は足を止め彼に振り向き「オイルは持っているか?」と聞いたが案の定持っていなかった(というか多分持っていないと踏んだw)、仕方が無いのでスニをかけてやり、キャンプ予定地(私が勝手に決めたw)に到着。犬を掃除しすることにする。私それまで隠していたダークモールを両手に構え黒わんこに襲い掛かる!そしてストスキ&空蝉で攻撃をかわしまくった挙句、ヘキサを打つまでも無く黒わんこはその場に崩れ落ちた。彼はきっと「?!」とビックリしたに違いない^^;

 その後LichのPOP地点を周回し、二刀流ヘキサストライクで闇に葬り去っていく。途中ブラッククラウドで彼のHPが黄色になり、生態反応した骨+犬×2がLichに加勢したが。バニシュガIIで全部のタゲを奪い、慌てることなく沈めていく。そのうち彼も安心したのか乱撃をヒットさせ骨のHPを削っていくようになった。

 そののちヒーリング中に片言の英語とTAB変換で会話をした。私はあの頃を思い出し、限界クエのアイテム3つをそろえるのに2週間もかかったこと・・・、自らパーティ(アラ)を募集・組んで取りに行ったこと・・・。そんな自分の経験を特に考えも無くその場のノリで話してしまった。彼はまじめにその話を聞いてくれたような気がした。

 戦闘を再開して30分、彼の放った乱撃で崩れ落ちたLichから「古代魔法のパピルス」がDropした。喜びと勝どきのエモを繰り返す彼。私は彼を/cheerしてやる。結果的に安易に助けてやったわけだが、たまには、ホントにたまには、こんな気まぐれをしても許されるだろうと喜びを爆発させている彼をみて感じた。

 その後約束の時間が来て自分の冒険をしたあと、ふとサーチをかけると先ほどの彼が要塞に見つかった。サチコメは相変わらず「【助けて!!】Genkai 1【ガルレージュ要塞】 Acid of Explosion」(こんな感じだったと思う。うる覚えです;;)だったが、その名前は黄色になっていた。ちょっと嬉しく思った瞬間でした。
←要塞の地下のイメージ。でもホントはシャクラミw

 <追記>
 その後ジュノのモグハウスに帰ってくると、見知らぬ人から

 外
>>Hi!

 >>What's ?
 >>助けて欲しいことがあるんだけど?(意訳)
 >>【今忙しいので、後にしてください。】 I'm in party.

 ふぅ。泣きたいね(遠い目)。
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